オートギャラリー新生です!
エアバッグは、
事故の衝撃を吸収して被害を軽減してくれる装備で、
ほとんどの新車販売されている車に
搭載されている装備となります。
万が一の事故でも
被害を軽減してくれるエアバッグは、
大切な装備です。
でもどのような仕組みなのか把握している方は多くはありません。
今回は、エアバッグの仕組みや安全性との関係を詳しくご紹介します。
エアバックとは？
エアバッグシステムの正式名称は
「SRSエアバッグシステム」と言います。
Supplemental【補助】
Restraint【拘束】
System【装置】
の頭文字を取った略語です。
エアバックの役割について
エアバッグは前面衝突時に瞬時に膨らみ、
乗員がハンドルやインストルメントパネルに
直接衝突することを防いでくれます。
それにより頭部と胸部の衝撃を軽減します。
エアバックはどこに装備されている？
エアバックがついている確認方法は？
エアバッグが装備されている場所には
「SRS」「AIRBAG」「SRS AIRBAG」などの表示がされています。
フロントエアバッグなら、
運転席はハンドルのホーンの下のあたり、
助手席はダッシュボードのあたりに表示されているので
確認してみてください。
エアバックの種類
フロントエアバッグ
運転席と助手席の前方に設置されており、前方からの衝突時に作動します。
サイドエアバッグ
車のドアやシートの側面に装備され、側面からの衝突時に乗員の体を保護します。
カーテンエアバッグ
車両の天井から下がり、側面からの衝撃時に乗員の頭部を保護します。
膝エアバッグ
運転席や助手席の下部に設置され、膝や下肢を保護します。
後部座席エアバッグ
後部座席の乗員を保護するためのエアバッグも存在します。
エアバックが作動する条件
エアバッグの種類によって
開く条件は異なります。
フロントエアバッグが作動するのは以下の場合です。
コンクリートの壁など強固な構造物に、
時速約20〜30km以上の速度で正面衝突したとき
自動車などと正面衝突し、①と同程度の衝撃を受けたとき
などです。
事故ではなくても開くことがある？
エアバッグに搭載されたセンサーが一定の衝撃を感知すると、
事故ではなくてもエアバッグが開いてしまうことがあります。
たとえば、
縁石や路肩、車止めに乗り上げた
溝や穴に落ちた
地面に強くぶつかった
エアバッグが作動することで車両の破損や故障が発生する可能性があります。
作動する原因が衝突事故ではない場合も、
走行は続けずに安全な場所に止め、
修理工場やディーラーに連絡しましょう。
エアバックの必要性
エアバッグによる安全性は
交通事故時の乗員の保護に大きな影響を与えます。
エアバッグは、衝突時の衝撃から乗員の頭部や上半身を保護し、
重傷や死亡リスクを大幅に減少させる役割を果たします。
特に正面衝突や側面衝突の際には、
エアバッグは乗員を固定物や車内の硬い部分への直接的な衝撃から守ります。
これにより、頭部や胸部の衝撃を軽減し、
より安全な環境を提供します。
エアバッグシステムは、
車種によって異なりますが、
通常、複数のエアバッグを搭載されており、
異なる角度からの衝突にも対応できるようになっています。
エアバッグが導入されて以降、
交通事故における重傷や死亡率が減少しており、
自動車の安全技術における重要な装備と認識されています。
安全な運転には欠かせない要素として、
エアバッグは重要な装備となります。
エアバッグの使用上の注意点
エアバックが正常に作動するように
使用上の注意点を解説します。
・「シートベルトを必ず着用しましょう」
エアバッグはシートベルトの補助的な装置です。
事故の際に
エアバッグが作動したにもかかわらず乗員が死亡した事故では、
シートベルトを着用していなかった場合は着用していた場合よりも、
死亡率が約15倍も高いという結果が出ています（交通事故総合分析センター、2006年）
走行中は必ずシートベルトを着用しましょう。
・「エアバッグの装置の周辺に物を置かない」
インパネやダッシュボードなどの
エアバッグが格納されている場所に物を置くことは
危険です。
エアバッグが作動した際に
物が飛ばされて乗員にぶつかり、
ケガを負う可能性があります。
・「正しい姿勢で座席に座る」
エアバッグは正しい姿勢で座っていることを前提として作られています。
作動時には非常に早いスピードで膨らむため
ハンドルに近づきすぎない、
手や足を乗せたり、
リクライニングを倒しすぎると危険です。
・「助手席にチャイルドシートを乗せるのは危険
エアバッグは大人が座ることを前提に設計されているため
助手席に後ろ向きのチャイルドシートを設置してはいけません。
エアバッグが膨らんだときの衝撃が
チャイルドシートの上部にかかり、
子どもが助手席に押し付けられたり、
チャイルドシートが弾き飛ばされたりなど、命に関わる危険があります。
チャイルドシートは子どもの安全のため、基本的に後部座席に設置します。
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